長岡未来デザインコンテストは、長岡市と楽天グループ株式会社が2022年1月に締結した包括連携協定に基づく取り組みで、学生の自由な発想で長岡の課題解決を目指す、アイデア実践型プログラムです。課題解決と実践を通じて、リスクを恐れず果敢に挑戦する若者をまち全体で育てていきたいという思いで始まりました。

2回目の開催となる2023年のテーマは「次の長岡を代表するスター商品をプロデュースせよ！」。長岡は日本一の大河・信濃川が市内中央を雄大に流れ、海と山に囲まれた自然豊かな場所。広大な自然環境の中で様々な作物が育つ、まさに「食の宝庫」です。また、雪深い山村から湊町まで11の地域から構成されており、人づくりを大切にする長い歴史と多様な文化から生まれた隠れた逸品・銘品が存在しています。
ところが、全国的にはそれらの特徴がまだまだ知られていないため、学生ならではの視点で長岡の食の魅力をとらえなおし、EC（ネットショップ）で全国に届けるアイデアを考えるプログラム及びコンテストを8月～12月の4ヶ月間にわたり開催しました。

8月21日～25日に実施した準備プログラムでは、長岡の文化や特徴、ECで商品の魅力を伝える基礎をネットショップの経営者から直接学び、9月23日には予選ピッチを開催。予選ピッチ後は、参加チームがそれぞれ市内企業や生産者の皆さんと商談や試作品作りを繰り返しながら、自分たちのアイデアが実際に商品に出来るのかどうか、実践と検証を重ねてきました。

これらの集大成の場として決勝ピッチを開催しグランプリを決定しました。当日は、これまで商品企画に協力してくださったメンターや市内企業の方々、参加者をサポートしてくださった先生方に加え、市内外から約100名が決勝ピッチのプレゼンテーションを見守りました。
コンテストの結果は以下の通りです。

■グランプリ：
料亭美食と長岡地酒 絶品！ぺアリングセット【結】
受賞チーム　ローズブル

■準グランプリ：
長岡ベジ茶漬け 長岡産野菜茶＆おかきの お茶漬けセット
受賞チーム　和

■優秀賞：
長岡花火や錦鯉をモチーフにした和菓子「ながおか、ぎゅっ。」
受賞チーム　bromen

参加者からはプレゼンテーションを聞いて、「商品を送ってあげたい人が浮かびました」「仲間とワクワクしたり、いっぱい失敗や悔しい想いもして、その経験が全部チカラになる。この先の長岡は本当に面白い街になるのでは？と未来が楽しみ。」「大人側も積極的にこういった機会を提供することが重要であると強く感じた」等の感想を頂きました。

コンテストで発表されたアイデアのうち4商品は長岡市公式ショップ 丸ごとながおかで販売中です（2024年2月29日まで）
https://item.rakuten.co.jp/nagaokashi/c/0000000140/

決勝ピッチにご参加いただいたみなさま、ご協力いただいたすべての関係者のみなさま、ありがとうございました。今後もミライエ長岡を中心に、自分の可能性を信じて挑戦する若者を全力で応援するまちを目指し、産学官が連携することで長岡に新しい価値・産業を創出することに取り組んでいきます。