NaDeC BASEでは、参加者同士の「ヨコのつながり」を構築することで、新しいプロジェクトやイノベーション創出につなげようと、「NaDeC BASE NETWORK!NG（ナデックベース ネットワーキング）」を開催しています。12月5日に開催した第４回では、宇宙航空研究開発機構（JAXA）研究領域主幹の田殿武雄さんをお招きし、「地球観測衛星の農業・気候変動・環境分野への活用」と題した講演会と交流会を行いました。

講演会では、JAXAが行うリモートセンシング（遠隔探査）の解説、気候変動や環境分野における災害予想のためのデータ観測、農業現場での衛星データ活用などについてわかりやすく解説。
「地球観測衛星“だいち”は地球上から７００km（東京～広島の距離）ほど上空を飛んでいる」、「100年間で1度の気温上昇が様々な気候変動に繋がっている」、「地球観測衛星が得たデータをAI解析することで、農作物の生育や病虫害の予測が可能となる」といった話題が次々に披露されました。

長岡技科大大学院博士後期課程を1998年に修了された後にJAXAに入社された田殿さん。
長岡を訪れたのは、「学生時代」以来だそうです。

講演会後の交流会では、参加者から積極的な質問もあり、田殿さんとの繋がりも生まれた様子。
このご縁から「新しい取り組み」が生まれることを期待しています。