【開催レポート】ききがきワークショップ 2026
「他者理解を育む ききがきワークショップ2026」を開催しました!

デザイン思考や「聞き書き」の手法を学び、長岡市内の企業・団体へのインタビューをもとに一冊の冊子を制作する「他者理解を育む ききがきワークショップ」を、2026年6月27日、7月18日、7月19日の3日間にわたって開催しました。
ききがき(聞き書き)とは?
「聞き書き」とは、語り⼿の話した⾔葉をそのまま書き留め、語り⼿が⽬の前で話しているかのような⽂章としてまとめる⼿法です。
このワークショップでは、聞き書きを通して、デザイン思考で最も大切とされる「他者理解」や「共感力」を実践的に学ぶことができます。
「他者理解を育む ききがきワークショップ」とは?
このワークショップは、聞き書きの手法を通して相手が求めていること引き出したり、その本質を見極めたりするためのに有効なデザイン思考の他者理解や共感力を実践的に学び、日常生活や業務などに活かすものです。
今年度は、長岡市内の15の企業・団体にご協力いただき、15名の参加者が、それぞれの語り手に一対一でインタビューを行いました。
その後、対話の中から引き出した言葉を編集し、語り手の働き方や生き方、その人らしさが伝わる文章にまとめる作業に取り組みました。
今後は、語り手一人ひとりの内容を、それぞれ一冊の冊子に仕上げていきます。
このプロジェクトは2024年度にスタートし、今年度で3年目を迎えました。
ワークショップの詳細はこちら
今年度のワークショップの様子
ワークショップは、全3日間の日程で実施しました。
ここからは、各日の内容や参加者の様子をご紹介します。
第1日目:デザイン思考や聞き書きの手法の練習
日時:2026年6月27日(土)
場所:米百俵プレイス ミライエ長岡 5階 イノベーションサロン


1日目は、デザイン思考と聞き書きに関する講義を受けた後、参加者同士で聞き書きの練習を行いました。
はじめに、ワークショップの趣旨や全体の流れを説明しました。続いて、長岡造形大学大学院の佐々木さんから、デザイン思考についてのレクチャーがあり、相手の立場に立って考えることの大切さや、デザイン思考と聞き書きのつながりについて学びました。
その後、コピーライターの二階堂さんから、聞き書きの手法について講義していただきました。聞き書きの特徴をはじめ、相手の話を丁寧に引き出すための心構えや、よりよいインタビューにするためのポイントなどを教えていただきました。


講義の後は、参加者同士でペアになり、お互いにインタビューを行いました。はじめは緊張した様子も見られましたが、次第に会話が弾み、和やかな雰囲気に包まれていました。
インタビューの後は、録音した音声を文字に起こし、口癖や方言などもできる限り残しながら、聞き書きの文章を編集しました。二階堂さんから、編集作業の手順や文章のまとめ方についても説明していただき、参加者は教わった方法をもとに、一人ひとりの語りが伝わる文章づくりに取り組みました。
最後には、完成した文章を参加者全員で読み合い、それぞれの聞き書きを共有しました。
第2日目:企業の声や想いをありのまま聞き出す
日時:2026年7月18日(土)
場所:長岡造形大学


2日目は、長岡市内の企業・団体の方々にご協力いただき、聞き書きの文章を制作するためのインタビューを行いました。
はじめに、佐々木さんから参加者に向けて、インタビュー時の注意点や、相手の話を引き出すためのポイントについて説明がありました。
その後、ご協力いただく企業・団体の皆さんを迎え、ききがきワークショップの概要や目的を共有しました。参加者と企業・団体の皆さんを全体で紹介した後、それぞれのペアに分かれて自己紹介を行いました。
インタビューでは、参加者と語り手が一対一になり、約1時間かけてじっくりと対話を重ねました。仕事の内容だけでなく、これまでの経験や大切にしている思いなど、さまざまなお話に耳を傾けました。参加者からは、「時間が足りなかった」「もっとお話を聞きたい」といった声も多く聞かれました。


インタビューの後には、参加者と企業・団体の皆さんによる交流会を開催しました。ペアでの関わりにとどまらず、さまざまな人と出会い、言葉を交わす時間となり、終了時間を惜しむほど会話が盛り上がっていました。
第3日目:企業の声や想いをありのまままとめる
日時:2026年7月19日(日)
場所:長岡造形大学


3日目は、2日目のインタビューで引き出した言葉をもとに、語り手一人ひとりの物語を文章にまとめる編集作業を行いました。
参加者は、文字起こししたデータを一つひとつ丁寧に読み返し、約1時間のインタビュー内容を約5,000字の文章に編集していきました。作業に迷ったときには、講師の二階堂さんやコーディネーターからアドバイスを受けながら、少しずつ文章を形にしていきました。


編集作業の合間には、二階堂さんから、聞き書きに向き合ううえで大切な心構えについての講義もありました。語り手の言葉や思いをどのように受け止め、文章として伝えていくのかを、改めて考える時間となりました。
参加者は、「語り手らしさを読み手に伝えるには、どの言葉を残し、どのような順序で構成するとよいか」を考えながら、じっくりと編集作業に取り組んでいました。
3日間のワークショップを通して、参加者はデザイン思考や聞き書きの手法を学び、インタビューから文章の編集までを実践しました。
ワークショップ終了後も、冊子の完成に向けて、引き続き編集作業を進めています。
完成した冊子は、11月上旬からミライエ長岡などで展示する予定です。
運営体制
主催:長岡市、長岡造形大学板垣研究室
共催:NaDeC構想推進コンソーシアム
問い合わせ
長岡市商工部産業イノベーション課
Tel:0258-39-2402
Email:sangyou-seisaku@city.nagaoka.lg.jp
担当:及川(長岡市商工部産業イノベーション課 地域おこし協力隊 NaDeCコーディネーター)

